ドラッカーは、すべての労働者は「ナレッジワーカー(知識労働者)」であるといいます。
「ナレッジワーカー」の反対は、「マニュアルワーカー」です。
「ナレッジワーカー」と「マニュアルワーカー」の違いは目的を持って仕事をしているか。
ディズニーランドで例えれば、カストーディアル(清掃員)が有名です。
ディズニーランドが当初、新卒社員に園内の清掃の仕事を任せたとき、その親から猛反発にあったといいます。
そこで、清掃員も「キャスト」の一員としたところ、逆に応募が増えました。
皆さんもご存じのとおり、清掃員は「カストーディアル」と呼ばれており、お客を楽しませる動きもしています。
ホウキでミッキーの絵を描いたり、お客様の記念撮影を手伝ったりと。
清掃員も「キャスト」であると、役割を変えたことで、お客を楽しませるという目的に変わったのです。
その後、カストーディアルは人気の職種となりました。
「ナレッジワーカー」は、同じ仕事をしていても、組織に対する「貢献」の違いが「マニュアルワーカー」と異なるのです。
どんな仕事でも、「ナレッジワーカー」にすることはできます。
たまには、手を止めて、どうすれば組織に貢献できるか、考えてみることが大切です。