外国人従業員を採用した際、「健康保険の仕組みをどのように説明すればよいだろう」と悩まれることはないでしょうか。
日本の健康保険制度は、医療機関の受診方法だけでなく、傷病手当金や高額療養費、出産手当金など、外国人の方にとって馴染みのない制度も少なくありません。
こうした説明に活用できる資料として、協会けんぽ愛知支部が「外国人向け健康保険ガイドブック」を公開しています。
■8か国語に対応した健康保険ガイドブック
このガイドブックは、ベトナム語、ポルトガル語、タガログ語、中国語、ネパール語、インドネシア語、スペイン語、英語の8か国語に対応しています。
日本語版も用意されているため、会社側が日本語版を確認しながら、従業員には母国語版を渡すといった使い方もできます。
PDF形式で公開されており、閲覧だけでなく印刷も可能です。外国人従業員の入社時に配布する資料として活用しやすいでしょう。
■病院のかかり方から健康保険の給付まで紹介
ガイドブックでは、健康保険の基本的な仕組みだけでなく、病院や薬局を利用するときの注意点、マイナ保険証等の利用、医療費が高額になった場合の高額療養費などについて説明されています。
また、病気やけがで仕事を休んだ場合の傷病手当金、出産した場合の出産育児一時金・出産手当金など、従業員にとって重要な健康保険給付についても紹介されています。
こうした制度は、日本人従業員であっても十分に理解されていないことがあります。外国人従業員にとってはなおさら、母国語で確認できる資料があることは大きな助けになるでしょう。
■入社時の説明資料として活用できる
外国人従業員を雇用するときは、社会保険への加入手続きをするだけでなく、「加入するとどのような保障を受けられるのか」「病気になったときはどうすればよいのか」まで説明しておくことが大切です。協会けんぽのガイドブックを入社時に配布し、会社から簡単な説明を加えるだけでも、従業員の安心につながります。
なお、この資料は協会けんぽ愛知支部が作成したものです。
健康保険制度の基本的な仕組みは全国共通ですが、健診や相談窓口など地域に関係する情報については、勤務先を管轄する協会けんぽ支部の情報もあわせて確認することをおすすめします。
【まとめ】
- 外国人向けの健康保険ガイドブックが8か国語で公開されている
- 病院のかかり方や傷病手当金など、健康保険の基本を母国語で確認できる
- 外国人従業員の入社時説明・配布資料として活用できる
参考:全国健康保険協会 愛知支部「外国人向け健康保険ガイドブックを作成しました(8か国語に対応)」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/aichi/public_relations/gaikokuguidebook/

