「介護分野の技能実習制度がスタート」 20180730

社会保険労務士の妹尾です。

介護分野の技能実習制度が2017年11月1日からスタートしましたが
外国人技能実習制度への介護職種の追加について

「日本語能力に関するハードルが高い」

「現場で意思疎通ができるのか?」

「介護の技能実習制度で入国するのは無理だ」

様々な批判がある中で、なんと先月第1号の受け入れが宮崎県であったそうです。
中国人の介護経験豊富な方だそうです。

介護の技能実習と他の製造業等の技能実習で異なる点が、入国時に日本語能力試験(JLPT)
N4以上を取得し、2年目までにN3を取得することが必須であることです。

ちなみにN4でどれぐらいのレベルかというと、N1~N5まであり数字が小さくなるほど
レベルが高くなります。

N4は「基本的な日本語を理解することができる」レベルです。
ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる程度で、日本のスーパーやコンビニで
買い物をすることができるぐらいだそうです。

N3は「日常的な場面で使つかわれる日本語をある程度理解することができる」レベルです。
「日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を
登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。」
N1~N5:認定の目安

うーん、結構レベルが高いですね。
実際、日本語能力試験N3の問題を見ても「これを外国の人が理解して回答できるの?」
と思うぐらいの内容です。

日本へ来る前に、かなり時間をかけて日本語を勉強してから入国すると思われますので、
あとは仕事をしながら、仕事の中でも勉強をしていくことで頑張ってほしいものですね。

介護の技能実習制度は、他の技能実習制度の職種・作業と違って将来性があるため、
外国人にとっても、また長く働いてほしい会社にとってもWIN‐WINになる可能性が高そうです。

ただし、技能実習制度の目的である「日本の技術、知識、技能の移転」という狙いが
薄まってくるようにも思います…。