「面接時に陥りやすい罠パート2」20120801

前回に引き続き、面接をするときに陥りやすい「罠」についてお話しします。

◆ 自分をモノサシにして評価しない
面接時に面接者の評価基準を作ったとします。
この場合、その人を評価基準によって評価すればよいのですが、
評価する人が自分自身を基準にして評価してしまうことがあります。
これを「対比誤差」といいます。
「例えば評価者が几帳面な場合、
通常であればそれほどルーズでもない被評価者をルーズとみてしまったり、
評価者がルーズであった場合、
被評価者がそれほど几帳面でもないのに几帳面とみてしまったりすること」。

◆ 採用したい人物像を明らかにする
「対比誤差」があると正当な評価ができていないことになるため、
会社にとって必要な人材を採用できないことになりかねません。
そこで、そうならないための対策として、
まず評価者自身の問題をクリアにしておく必要があります。
すなわち、評価する人が自分自身の性格をよく知っておくことです。
自分は几帳面なのかルーズなのか、厳しいのか甘いのかをよく理解したうえで、
評価すること。
2つ目の対策として、採用したい人物像を明らかにしておくことです。
「我が社にふさわしい人材とは」を、
イメージでなく具体的に言葉で書き出しておくことです。

◆ 具体的な「行動」も書き出す
採用したい人物像を明らかにする場合、
やる気があるといった能力だけでなく、行動についても書きだします。
能力の評価は主観が交じってしまいますが、
行動は見た目だけの判断ですので、
主観が入りにくく評価者が自分自身をモノサシとする「対比誤差」があっても気づきやすいからです。
(「一次評価者のための人事評価入門」日本経済新聞社 石橋薫著参照)