「せっかく作った評価制度なのに」20160201

◆能力開発は細かく設定する
人事評価制度が担う役割の1つとして、社員の持っている能力を伸ばし、
または引き出す「能力開発」があります。
「能力開発」を目的とする場合は、社員のあるべき姿を経営者が決めて、
そこに向けて社員の現状の洗い出しを本人と一緒に行います。
そのうえで、
①足りない部分を補い、
②日々の行動の中に目標を作り、
③習慣化する仕組みを作ります。
能力開発を目的とする場合は、細かい評価項目の設定が必要です。

◆成果配分の場合は簡素にする
人事評価制度の役割に、成果配分があります。
会社全体の売上に対する配分や、個人の会社への貢献度を人事評価で計る場合です。
成果配分の場合は、簡素化しわかりやすくします。
人事評価に対する不満の一つに、
自分より劣っていると感じる人の評価が高いというものがあげられます。
成果には、個人以外の外的な状況も影響します。
成果配分を目的とする場合は、誰がみてもわかりやすいものにすべきです。

◆評価する側の目を養う
内村鑑三著「代表的日本人」にも登場する二宮尊徳(金次郎)は、
誰もやりたがらない作業を地道に行っていた老人を、
他の作業がスムーズにいく要因となった行いとして、高く評価しています。
人事評価は、評価する側(考課者)の経験や見る目(評価技術)等で変わってきます。
考課者は、何のために人事評価するのか、
目的を見失わないようにしなければいけません。