採用編「内定者の入社取消を行うときのポイント」20150701

採用編「内定者の入社取消を行うときのポイント」

【入社承諾書】
※内定者からは、必ず入社承諾書を得ておきます。
入社承諾書(例)
 私は貴社に入社することを承諾するとともに、入社日である〇月〇日までに、
 下記の事由が生じた場合には、内定が取り消されることに同意します。
1 入社日までに現在在籍している学校を卒業できないことが判明したとき
2 提出された書類の内容や入社面談時に確認した事項が事実と異なるものであったとき
3 傷病により正常な勤務ができないと判断されたとき
4 貴社から指示された書類を指定期日までに提出しなかったとき
5 その他、貴社で就労が継続できない事由が発生したとき

【解 説】
面接後に採用の内定を出し者(内定者)に対する入社取消しを行うときは、
注意すべきポイントがありますので押えておきたいところです。
まず、内定を出したあとの取消しは、実は「解雇」と同じ扱いになります。
したがって、解雇をするときと同じように「客観的に合理的な理由があり、社会通念上相当である」
と認められることが必要です。
「本当は高卒なのに大卒と偽った」「経理経験がないのにあると言った」など学歴や経歴を詐称しても、
そのことがわかっていれば絶対に採用しなかったという重大な内容でなければ、
内定者に対する解雇は認められないというのが判例から導き出された考えです。
ところで、解雇なので30日前予告が必要であるのか、という疑問がわきますが、
内定者に対してはないと考えてよいでしょう。